Echeveria ‘Elinor’
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2009-05-31T20:24:15-1.jpg
5月末
2号シャトルだからか爆発はしなかった。
来春が本命よね。
今日とかアホみたいに寒いからだんだん冬モードです。
いけー!
ホントは‘Gingerbread’かもしんないんだけど‘Elinor’のがメジャーになってる感じ。
--
ラベルスポイル現象。
たまに書いてるんですが園芸品種名とか学名はカタカナに直さず出来るだけ元のアルファベットで書くべきというアレ。
ラベルは弄る度にその情報が劣化してしまう恐れのこと。
勝手に名前付けた。
某会のカタログで『エリノレ』っていうエケベリアがある。
ちょっと知ってる人なら『エリノレ』は‘Elinor'だと気付けますが、エリノレはちょっと危うい感じ。
このままいくといつか『エリル』とかそんな名前になっててもおかしくない。
こんな負の連鎖が続くといずれワケわかんなくなる。
何故『エリノレ』なってなってしまったかを考えてみると・・・
輸入時‘Elinor’
↓
誰かが『エリノール』とカタカナに直す
↓
『エリノール』を読み間違いか書き間違いで『エリノレ』になる
たぶんこんな感じだと思うんです。
‘Elinor'の読み方・発音がエリノールでもエリノアでも何でも良いと思うんですが問題はそれをラベルにしてしまったこと。
○スポイル第一段階:カタカナ化
一度カタカナにされてしまうと元のスペルに直すのは結構面倒。
極端に言えば『レッド』言っても赤・赤い(red)という意味とは限らず、鉛(lead)って意味かもしれない。
ラ行がLとR、カ行がCとKかわからんとかカタカナはこういうことが起こりやすい。
カタカナから無理矢理かつ雑にアルファベットにしようとしてドイヒースペルになってるのもあるね。
更にカタカナに直した人によっては変な名前になることも。
Pachyphytum ‘Friede’というのがある(正確には×Pachyveria ‘Muelleri’とかに変わりそう)んですがこれが『フライド』というラベルになってる。
これはドイツのほうの交配種なのでたぶんドイツ語で平和という意味。
発音的はフリーデ。
もう元の意味が完全にわからなくなって揚げ物みたいになってる。
英語以外の栽培品種名がついたのはこうなり易い。
ついでに‘Pearl's Pride’って交配種が『世界の多肉植物』に載ってるんですが読みはパーレスプライドになってた。
せめてパールズにしてくれんとキツイ。
直す人の癖とかも入ってきちゃうんでやぱりカタカナ化はいかんと思う。
○スポイル第二段階:カタカナ誤字
そんで終いにはルがノレになったりする。
プ(PU)とブ(BU)とか濁音・半濁音の間違いも起きる。
‘CULIBRA’っていう大型エケベがあるんですがこれも国内のラベルは半分以上が『クリプ(PU)ラ』になってます。
アルファベットが完全だと言いませんが誤字脱字が起きた場合でもアルファベットからアルファベットなら補完もし易いと思うんですよ。
前後の文字からから予想もし易い気がするし。
『スバルヒナ』もsubalpinaかもしんない。
サブアルピナ。
subalpina→スバルピナ→昴、雛みたいな感じで読み間違いかモヤってスバルヒナ、とか。
園芸種で‘SUBARUHINA’なのかもしれんけど。
実物見たことないんで確証はないです
先日の『ブルボリバー』なんかもなかなか劣化してますな。
‘Pulv-Oliver’→『プルボリバー』→『ブルボリバー』
pulvinataとoliverの交配種という情報も消えちまってる。
30年くらいしたらブルボン・リバーとかブルーボンバーとか奇天烈なラベルになってるかもねー。
ついでに『フレーベル』も最近『ブルーベル』になってるみたい?
‘Elaine’→Flaine?と読み間違い→『フレーヌ』→『フレーベル』→『ブルーベル』
全部同じもんでこんな感じに悪循環しとると思う。
・・・っていう現象っていうか人災っていうか。
1つの植物に対して不要な名前を増やさないことが大事なんじゃないかと。
以下要検証なブツ。
『アイクル』→‘Icicle'
『ファンクイーン』→‘Van Breen'(○ファン・ブリーン△ヴァン・ブレーン)
『チャイナローズ』→‘Chalk Rose'、‘Lucita’、もしやバターフィールド博士?
Led Zeppelin IV


Comments