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なんだかわからん福神
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https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2009-09-02T19:24:28-1.jpg
9月始め。左。

あまりキュッてならないしちょっと肉厚。
花は完全に七福神(玉蝶)系。
交配でも何かしら候補は浮かぶんだけどコレに関しては玉蝶に似たモノ、くらいしか思いつかない。
それくらいの観賞価値。

一時期リアル七福神かと思ったけど別モンでした。
国際の写真集に載ってるのが「昔E. secunda で入ってきた本来の七福神。」
こっちは玉蝶だったものが七福神で浸透しすぎてしまったため今は「十福」って名前になったみたい。
既成事実って怖いね!

そう言えば児玉さん、新年会で「玉蝶はザーニー系みたい」的なことポロっとおっしゃってた。
‘Zahnii’といえば‘Hoveyi’(花車)の青。
花車に似た斑入りで七変化ってもある。
「元々別の株から出たモノ・七変化は日本産」っていうのが優勢みたいだけど個人的には七変化は花車の枝変わりじゃないかと思う。
エケベ本にも‘Hoveyi’が載ってるんだけどとても「変化に富む」って書いてあって、所謂花車な株、花立田みたいになってる株、七変化みたいな株が出てる。
斑が抜けたの比べればいいじゃん・・・ってことなんだけどこれがまた面倒。
花車の青と七変化の青は顔が一定ではないのです!
‘Hoveyi’が初めて記載されたのが1910年のアメリカで、その間にカットされまくり、増やされまくり。
そうしてるうちに枝変わり・ミューテーションが起きて斑が抜けたときにやっとわかる、と。
また斑入りのままでもチヂレ斑みたいにおかしなことになって特に安定しない株を七変化と呼んでるんでないかと思う。

https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2009-11-05T19:52:19-1.jpg

とはいえ花車の青も七変化の青も基本的にはこんな感じ。
紫で葉幅の広い七福神(玉蝶)みたいな感じ。
いわゆる‘Zahnii’。
どっちも似たような斑抜けが出るんなら花車と七変化を別のモノって呼ぶ根拠に乏しいと思うのよね。

そのザーニーに似てるなぁと思ったのが‘Imbricata’。

Echeveria ‘Imbricata’
http://www.crassulaceae.net/index.php?option=com_content&view=article&id=865:the-abnormal-flowering-of-an-echeveria-imbricata-engl&catid=37:echeveriagenre&Itemid=15

インブリカータもたまにラベルアレレ?みたいのがあるけどこれはまぁインブリカータで間違いなさそうな顔立ち。
1870年くらいのフランスの交配種で、グラウカ×ギビフローラ・メタリカだと言われておる。
確かにそんな顔と色。
グラウカっちゅーのが現在ではどれを指すのか不明だけどE. secunda に分類される、またそれに近い何か。
なかなかザーニーと似てて、ザーニーも同じ交配親が予想されてる。
環境差+枝変わりを考慮すれば元は同じブツ、まであるんじゃないかと個人的には予想してるのよね。
インブリカータ→渡米→花車→斑抜け→ザーニー→以後枝変わりコンプレックス
こんな感じでどうかな?
DNA鑑定みたいなことしてもどこまでわかるか不明よね。
明治維新だー!とか言ってるときにおフランス人はインブリカータですよ。
優雅っすねぇ。
ザーニー、インブリカータ、七福神(玉蝶)並べてキャベツコンテストしたくなってきた!
若干真実に近づいてる感覚はある。

Echeveria ‘Imbricata’
http://www.succulent-tissue-culture.com/webshop_popup.php?id=469

ティッシュカルチャのインブリ。
100年超え古参品種のティッシュカルチャは良いなぁと思う。
リフレッシュ!

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アリクイはやっぱりカワイイなぁ。

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Comments

  • KOL

    こんばんはー、はじめまして。
    一年くらい前からいつもROMしてお勉強させてもらってます。
    この七福神は養老(美尼養老?)、トリメンシス、ピーコッキー、かざぐるま、などと呼ばれるものだと思います。
    葉が薄く、小型ですぐ群生します。


    ちょっとでも参考にしてもらえればと思ったのでHPもなにもないですが、書きこませていただきました。
    これから時たまコメントの方にお邪魔します。
    どうぞよろしくお願いします。
    2010年02月04日
  • 1911

    どうもです!
    アレからちょっと調べたんですが「七福美尼で売っているモノの1タイプ」に近いような気がしてますよ。
    これ葉っぱは結構厚いし大きめなので養老的なモノでもないです。
    トリメンシスは結構近いかな?と思ってたんですが先日実物見たら全然でした。
    トリメンシスってラベルが一般的ですけどアレはおそらくE. tolucensisの読み間違いかと思います。
    養老もE. peacockiiっていわれてますけど結構疑問です。
    2010年02月04日

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