本日はグラプトペタルム、モナンテス、パキフィツム、ロスラリア。
■■■ GENUS: Graptopetalum ■■■
5枚しかなくてプト好きとしては不満だけど元から少ない属なんでしゃーない。
属間なら結構映えるモノあるんだけどなー。
マーガレットレッピンとかあるやん。
あーでも結局エケベのページに載せられそう。
◆Graptopetalum pentandrum (P.102)
恐らくコレも大きさ・色・ロゼット具合からすると G. superbum 。
ていうか見た感じがまんま G. superbum 。
Graptopetalum pentandrum
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botspezies_seite_en.asp?main=110280&menu=1&bgt=cm&genus=GRAPTOPETALUM&gnr=1620
◆Graptopetalum בSilver Star’ (P.102)
×Graptoveria ‘Silver Star’。
エケベリアとの雑種ってわかってるなら ×Graptoveria と表記すればええのに。
よくわからんけど属間雑種は使いたくないんだろか。
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■■■ GENUS: Monanthes ■■■
一個だけ掲載。
◆Monanthes subcrassicaule (P.105)
とりあえずモナンテスちゃんはレディなんで M. subcrassicaulis 。
M. sabcrassicaulis はEggli博士によると現在 M. muralis のシノニムになっておる。
注釈で「M. polyphylla に似るが、よりコンパクト」と書かれてる。
何やら『M. polyphylla に似た M. subcrassicaulis っていう種があるよん』っていうのはかなり古いアレらしい。
誰が書いたかは知らんけど最近(それなりかも)は『M. subcrassicaulis ってのは M. polyphylla subsp. amydros か、M. muralis の雑種かも』なんてアレもあったりなんかしてワケがわかりません。
そうなると写真で何か判定しようと思うワケですが、とりあえず M. muralis でないことは一目瞭然。
しかしながらモナンテスはあんま詳しくはなくて、しかも写真が「ポリフィラっぽく見えないしむしろポリフィラより全然葉っぱ大きくね?」ってな感じでさっぱりチンプンカンプン。
単頭で写ってるんでどんな感じに群生するのかもわからずモナンテス素人には葉っぱに丸っこさから M. pallens にも見えちゃったりなんかもしたりして。
現物もポリフィラに近いんなら M. polyphylla subsp. amydros なんじゃないんですかね?
もうよくわからんです。
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■■■ GENUS: Pachyphytum ■■■
パキベリアという単語は2巻通算ついに出てきませんでした。
◆Pachyphytum ‘Azuma-bijin’ variegated (P.106)
どっちかっつーと見返り美人錦のが通りやすいかも。
東美人だ京美人だ見返り美人だ、この辺は出荷元によって変わるんでその辺は水掛け論になるんでどうでもええです。
見返り美人に関しては×Pachyveria ‘Guichnettii’、×P. ‘Marvella’とかが似てますけどちょっとお手上げ。
古~い P. bracteosum 系のパキベリアじゃないかなと思います。
◆Pachyphytum hookeri variegated (P.107)
第一巻と同じモノの斑入りなら P. compactum のグリーンなフォームの斑入りだと思われますよ。
http://crassulaceae.net/forum/viewtopic.php?id=1239
◆Pachyphytum ‘Traskii’ (P.107)
これも恐らくパキベリア。
トラッキーなら甲子園にいるけどトラスキーってのは初めて聞いた。
『ルズビィ』とかで出てるモノに似てる。
すなわち E. derenbergii と P. oviferum 系のパキベリアと思われるのですがこの辺りはメチャむずいです。
‘Muelleri’が第一候補に当たると思うんですけど‘Calypso’(sensu ICN =‘Elaine Reinelt’/あいりんらいんわるてぃ)、‘White Nun’とかこの辺はもうどうしようもない感じです。
(『アイリン』と『ルズビィ』で出てるモノは一応全く同じモノではないみたいで、『ルズビィ』のほうが丸っこい。『ピーチガール』とかで出てるのは『アイリン』とたぶん同じ。)
組み合わせ的にもベタだしいつ誰がこんな感じの雑種作ってても不思議じゃないし、兄弟苗が選抜されずに出回っててもおかしくない。
↓のセダムトラスキーに続く。
◆Pachyphytum בGlossoides’ (P.107)
×Pachyveria ‘Clavifolia’っぽい。
ICNで ×P. ‘Amphitryon’ としているモノもそっくり。
http://crassulaceae.net/xpachyveriamenu/55-cultivars/554-xpachyveria-amphitryon-engl
‘Clavifolia’ と ‘Amphitryon’ はソックリだけど花がそれなりに違うみたい。
この辺りの古~いパキベリアは文章でしか記録がなかったり、荒い白黒写真しか残ってない場合が多いので非常に難しいっす。
‘Glossoides’は特にメンドクサイものの一つなので結構アタリだったりする可能性が無きにしも非ずかもしれない。
個人的な予想では‘Clavifolia’。
◆Pachyphytum בFriede’ (P.107)
フライドとか書かれてることが多かったのに漸くフリーデと書かれるようになってきたか、と思ったら「P. glutinicaule × oviferum のパキフィツム」ですと。
確かにケッペルが Pachyphytum ‘Friede’として書いてしまったブツなんですが実際のところは W. Mueller の ×Pachyveria ‘Pfitzeri’ ( Pachyphytum oviferum × Echeveria elegans ) が正着かと思われますです。
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■■■ GENUS: Rosularia ■■■
1種だけ。
カナがロズラリアになってるけど濁らない予感。
●Rosularia sempervivum (P.107)
R. sempervivum は subsp. glaucophylla くらいしかお目に掛かれないけどたぶん全体的に葉っぱ大きめで緩めのロゼットっぽいんで怪しい感じがする。
写真が引きなのでロスラリア素人には全く判断つかんです。
R. lineata とか Prometheum aizoon ( R. pallida ) とかその辺?
Figma トラッキー ホームVer.
Thursday, February 10 / 2011
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多肉植物写真集第2巻 REVIEWAL4
Comments
emi
やっとめくりながらブログ見るぞぉ♪
意外と綺麗な写真が多くてビックリしたわ。
欲しいものが増えたしw
第3巻作る時に、参加したらどう?
何年後かなーw
1911
1巻より写真キレイだよねー。
1・2巻でセットとか書いてあるし雰囲気的には2巻で終わりそうだけど3巻出るのかな?