Haworthia blackbeardiana
Queenstown
「H. viridioides n.n. じゃなくて Queenstwon の H. blackbeardiana だったよ。てへぺろ。」by Breuerな植物。
H. viridioides はボツって H. patriae n.n. 。
赤みのない色調と透明ノギな感じが凄くナイスです。
これ系にしては小型なところもイイ。
画像は2.5号蘭鉢、蒸して栽培しても3号鉢で足りそうなくらいの雰囲気。
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そろそろ植え替え予定。
3号に植えた個体は調子悪いんで蘭鉢に戻そうかと思ってる。
土を変えてみる手もある。
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The Genus Haworthia BOOK1 を見ると【H. blackbeardiana DMC5400 IB12280 SE of Queenstown】と書いてあって、写真はなんか黄緑色で外葉が赤くなってて・・・
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2011-02-20T21:20:56-1.jpg
コレをちょっとノギ足して大型単頭にしたような感じ。
ちなみにこれは H. gracilis Kirkwood っていうなかなか苦しい感じのラベルの植物。
H. vittata (S Adelaide)もそのものを見たことないんでアレです。
とりあえずそんな感じの植物が例として載ってる。
http://www.eden-plants.com/en/shop/show.php5?d=3200
これの葉っぱを少し長くしたような感じ。
なんか別種っぽいような気がしないでもない。
そこで以前戴いた原著を見てみよう!ということで。
ロゼットで葉っぱが多くて直系5cmで内向してて葉っぱ立ってて、葉先細くなってて・・・zzzzz
恐ろしく眠気が。
思ったより全然読めなくて参りましたよ。
幾らか単語は拾えるけど結局百聞は一見にしかずというか。
ハオルシアは文で説明されてもどうなんだって気もするし。
ベンケイソウ科はもうちょい掴める部分があるんだけど。
とにかくちゃんと「Kapland: Bowes Farm, 10 miles von Queenstown」って書いてある。
H. blackbeardiana の type みたいなのは Bayer (?)の blog に載ってた。
混乱しそうなのと面倒なのとで殆ど内容は読んでないけど。
http://haworthiaupdates.wordpress.com/2011/10/30/chapter-7-continuity-of-haworthia-on-the-zuurberg/
Queenstown から Cathcart への道を南東へ 10mile ほど行った Imvani の近くにある(あった?) Bowe's Farm とか言うとこに生えてた植物を Poellnitz さんが記載したそうな。
カリカリだけど結構大味っぽい印象。
http://www.haworthia.cz/en/galeried.php?cSoubor=HPIM0693.jpg
産地ないからアレだけど雰囲気は似てるかな。
んー結局よくわからない。
個体差なのか群落単位の差(別種)なのか。
もうしばらく H. blackbeardiana の小型でキレイなヤツってことにしとこう。
Queenstown から Cathcart の辺りでも色々見つかっててどうなってくるのかな、っていう感じで。
■IB06966 Bonkolo Nek, N of Queenstown
http://www.eden-plants.com/en/shop/show.php5?d=6019
これはThe Genus Haworthia の specimen と大分似てる。
コレをもう少し葉っぱ長く、赤くした感じ。
少なくとも Bowes's Farm からは10mile 以上離れてる・・・と思う。
H. blackbeardiana なんだろか?
■15 km SES of Queenstown, near Paloti farm
■IB6960 2km N of Cathcart ( H. specksii )
http://www.haworthia.info/en/gallery/haworthia_ib5325.html
■IB6958 3km SE of Cathcart ( H. malvina n.n. )
■IB6959 Ellington, S of Cathcart
H. batteniae とか H. ephemera はパッと見でもわかり易いんだけどねぇ。
H. specksii も Eden からは色んなのが販売されてて何がなんだかよくわかんなかったけど「H. pallens とか H. speciosa とか H. hogsia の系統」っていうの見て最近ようやく分かってきたような。
H. blackbeardiana の仲間というよりは、どちらかというと黄緑系でノギのないようなヤツらっぽいイメージ。
Komboknie, S of Nonesis Neck (Eden の14728番)のヤツは H. specksii のいいやつみたいな感じ。
"Nonesis Nek Pass, is situated in the Eastern Cape, province of South Africa, on the regional road R396, between Queenstown, Eastern Cape and Lady Frere."
みたいなんで H. specksii そのものかどうかは知らないけど近い感じ。
結構大型で窓の表面積はすごい大きい。
次は H. violacea でも買ってみようかな。
今更感。
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ハオルッシャの記載文献とか type が気になる人は『The World of Haworthias』をゲットしてみよー!
英訳もされてるそうです。
http://www.eden-plants.com/en/service/books.html#Haworthia_v1
しかしまあ crassulaceae.com の神サイトっぷりに改めて恐れ入るといいますか。
現地写真と記載文献見放題とか。
このサイトが無かったらベンケイソウ科の個人的な楽しみも半減してたと思う。
将来的にはハオルチアも文献と現地写真とそれに加えて地図がリンクしたようなサイトが出来たりするのかなぁ。
黒ひげ危機一発 パイレーツ・オブ・カリビアン


Comments
DMH
Queenstown当たりのH.blackbeardianam, H. specksii, H. calaensisなどは産地によって結構顔が違いますが、明瞭に区別できるほどは違っていない場合が多く、同定、分類が非常にむつかしい仲間です。
大体、H. tenera-cummingii-blackbeardeanaの鋸歯の多い系列と、H. caerulea-pallens-elegans-specksiiの裸の細長葉の系統、それにオブツーサ系のH. calaensis との3系統があり、それらが互いに交雑しながら内陸に展開していったと考えています。(H. calaensisはQueenstownからはかなり離れていますが、他の内陸の幾つかの場所にもオブツーサ系の植物があります)
H. ephemera当たりが近そうですが、産地はCradockですからQueenstownとはかなり離れています。
いずれにしろこれらの仲間にはこの写真のように透明な葉のものはあまりありません。特異個体でしょうから大事にしてください。
ただ、H. batteniaeなどでも中小苗のうちは非常に窓の透明な個体がありますし、「翠嵐」のように大きくなっても綺麗な半透明の窓の個体もあります。
余談ですが、Von Poellnitzは確か南アフリカには行ったことがないように記憶しています。
1911
それで2009年の夏辺りに訂正が Breuer から来たそうです。
なのでずいぶん後になって訂正がきたしホントに Queenstown の H. blackbeardiana で大丈夫なのかな?というのが正直なところでもあります。
どれもトゲというよりは柔らかめの半透明な毛という感じで、窓も青白いですかね。
大きくなって強刺で豪壮に、という雰囲気でもないです。
小型でトゲの柔らかい H. ephemera 、辺りはありそうですね(H. ephemera がどれくらいのサイズ感の植物なのかわかりませんが)。
とりあえず植え替えてもうしばらく様子を見てみます。
出来たら実生もしようかなと思ってます。
あぁなるほど著者と実際の採集者は全然イコールではないですもんね。
いかにも素人っぽい勘違いの仕方でお恥ずかしい。
他の科でも好きな植物の著者が Poellnitz だったりするので今度調べてみようかと思います。