Monday, April 9 / 2012
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ノタブラHaworthia notabilis x blackbeardiana
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2010-06-17T20:57:58-1.jpg
2010年6月半ば
とりあえず草姿はクソっぽい。
H. notabilis の窓面積が増えてノギも増えてヤッホーみたいな感じにはならなそうかな。
透明度は今のとこ結構スゴイ。
あと何本かあるけど真面目に栽培してるのはこれだけ。
H. notabilis は上手いことやれれば面白いと思うんだけどねぇ。
H. stayneri 掛けてズングリさそようと思ったんだけど実生苗腐ったんだよなあ。
成長も遅いしギャンブル雑種作りはもうあんまり気が乗らない。
と言いつつ H. stayneri x gordoniana の超ブルー物体作成には意欲的。
H. notabilis は一見かなり草っぽいんだけど・・・さっぱりわからん。
Breuer はセクションレティキュラテーの H. livida とか H. pubescens の仲間にしてる。
葉っぱも窓も小さいから割りと原始的なハオ・・・じゃないかとは思う。
葉っぱ自体はレツーサ型みたいな反り方するしミラビリス的なヤツらの祖先とか?
それとも H. maculata とかになるんかな?
まあわかんないすわ。
そーいえば花びらが H. nortieri みたいにベトーって黄色くなるんだったっけ。
知ってる限りではこの2種だけなんだけどそんなに関連性があるような印象でもない。
ハオルッシャの花もしっかり観察すると結構違いがあるみたいなんだけど H. nortieri と H. notabilis がベットリ黄色い、 H. lupula ら辺がピンクっぽい、 H. globosiflora と H. pehlmanniae が丸っ花くらいしか知らない。
他にもある程度分類のヒントがあるのかも分からんけどベンケーソー科みたいに花だけを見てどうこう言える植物でないんだろうなあ。
花期は結構重要みたい。
というか花びらっぽい部分は petal でいいのか?
よく知らんけどたぶんユリ的なアレで「実は上3枚は sepal だか外花被だかだよーん」、みたいなパターンっぽいけど。
今年は意外とハオル実生やる気だったりする。
H. blackbeardiana の実生もしよう。
あまのじゃくに小型・窓小さめ路線で。
小さいほうが窓にキレがある感じよ。
スタゴルと H. lapis と H. blackbeardiana の雑種もつくろうかなと。
どうなのかな感もするけど上手いこといけば面白い気がしないでもない。
ラピゴルは・・・んーどうでしょう。
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明日ダル登板か!
黒田もやらかしてたしバシッと決めて欲しいね。
Comments
ノタビリスは分類的にはなかなか難物ですが、最近ようやく正体がわかってきました。
これは系統的にはH. heroldia (H. outeniquensis Herold sensu Bayer)の子孫で、H. kotei (H. mucronata Rooiloop)、H. calitzensis (H. mucronata v. calitz-dorpensis)、H. crystallina (Van Wyksdorp) という流れでRobertson-Worcester Karoo に来た系統です。
この系統はいずれもやや硬くて透明度の高い窓が特徴で、かつ窓はかなり大きいです。H. amethystaなどもおそらくこの系統の影響を受けています。
Robertson-Worcester Karooではこの系統はまず、RobertsonでH. maculataと交雑し、H. intermediaやH. xantha (N Klaasvoogds)となり、H. maculataの影響が比較的小さくて大きな透明窓を維持しているのがH. nishiiだと考えています。
H. notabilisはH. schuldtiana (長葉で葉裏に白い結節のあるもの。H. maraisiiは比較的短葉で葉裏に白い結節がない)にこの系統の遺伝子が入り、やや立葉で大きな透明窓の植物となったものだと推定できます。同じく、H. pubescensにこの系統の遺伝子が浸透したのがH. lividaというわけです。
H. intermediaなどが、レツーサ系とムクロナータ系との中間型植物と言われてきたのもこのような理由からだと思います。
ただこの系統の小カルーで最も西側の産地がH. crystallinaのVan Wyksdorpで、RobertsonのH. intermediaなどとは約200kmも離れていますので、中間にこの系統の未発見植物がもう1,2種(もっと?)ある可能性があります。(By DMH)
1911
雑種にしてみて見えてくる特徴もあるかと思うんでノンビリ見守ろうかと思います。
H. heroldia の系統でしたか・・・と言ってもこの辺りは馴染みの薄い種も多く、知識も乏しいものでなかなか難しいです。
H. shuldtiana に H. heroldia の系統で H. notabilis ですか。
H. notabilis の葉が太くなって枚数が減っていって H. shuldtiana やミラビリスっぽい植物になるのかと思ったら逆だったんですね。
・・・うーん難しい!
H. kotei もそっち系の種だったんですね。
現物は見たことがないんですが Breuer は H. decipiens の仲間にしていたんでなんとなく薄っすら違和感があったんですがナルホド。
今まで東側のクーペリー様植物を買うことが多かったんですが H. heroldia がもうじき手に入るんでその辺りを踏まえながら西側の植物にも手を伸ばしてみたいですね。
名前入力欄は中央寄せになってるんでちょっと分かりにくかったですかね。
Java script が効いてれば黒い枠線が出るようにはなってるんですが(カーソルも変わると思います)。
ブラウザ・OSの関係で上手く表示されないのか・・・。
凝り過ぎましたかね。
DMH
ですが、窓の透明感と葉の硬さという点ではこのheroldia系のものが親として一番有望そうに見えます。(葉が硬いと形がくずれにくい=整形性が高い。レツーサ系の人気の理由の一つ)
ちなみにmaraisiiの祖先はmeiringiiで、meiringiiはdevergensのなれのはてです。maraisiiはmeiringiiにarcheriが浸透交雑してできた種ではないかと推定しています。maraisiiは小カルーに入って次第に大型化し、breueriになったと見ています。
一方、shuldtianaはおそらくvariegata系、特にmodestaの子孫と思われます。黄色い花もvariegata系の特徴です。variegata系ではpetrophillaが最も原始的で、これもdevergensの子孫です。つまりdevergensーpetrophillaーvariegataーmodestaーshuldtianaという遺伝子の流れがあることになります。
1911
H. tomei を眺めてて「どこかもう1つだなー」と思ってたんですけど硬さのような気がします。
H. heroldia と H. tomei なんかで良いとこ取りできたら面白いかもしれませんね。
ハオルシアだともっとスゴイのが原種で見つかったりしそうなのが恐ろしいですけど。
H. meiringii と H. archeri で H. maraisii ですか!?
途中に色々あるんでしょうけどなんというか・・・驚愕です。
H. breueri ってエメリアエとかそういう類いの植物かと思ってたんですが H. maraisii の子孫なんですねー。
H. modesta も E Bredasdorp のちょっと派手なヤツの花だけは見ることが出来たんですが確かに黄色で驚きました。
H. nortieri もどこかで H. variegata 系かその辺り(H. divergens ?)の血を引いてるんですかね。