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チワワリンゼ
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Echeveria hyb.
"Chiwawarinze"("Chihuahualindsay") also "Momotarō"
probably E. colorata ‘Lindsayana’ x chihuahuaensis , created in Japan.
(said to be that E. colorata ‘Lindsayana’ is seed parent.)


前回1月末
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-01-26T17:53:20-1.jpg
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-01-26T17:53:56-1.jpg
http://1911.seesaa.net/article/248638028.html


花を濡らしたくないんで徹底雨避けしてる・・・んだけどそこはそこで日当たりが悪いんで開き気味。
相変わらず葉っぱがスゴイ硬い。
その辺も E. colorata ‘Lindsayana’っぽい。



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先月咲いた花。
花茎も長くて E. chihuahuaensis というよりは E. colorata っぽい。
分岐具合もそんな感じ?
ラウリンゼとそっくり。
petal もやや short 。
なので純粋な E. chihuahuaensis 、または E. chihuahuaensis ‘Ruby Blush’ の線は薄いと思う。

ショボショボ花粉量。
その辺も交雑種っぽい。
それとももしかしてこれは雑種云々でなくて E. colorata 系の特徴か何か?
開花して放置してた花は種子も出来てたし、自家受粉もするってことは花粉も生きてるってことかな。
自家受粉は蒔いてもしょうがないんだけど雑種確認のために蒔いてみた。
「チワワ掛かってなくて E. colorata ‘Lindsayana’ のまんまでした」的な可能性がないワケでもないんで。
・・・まあでも花が純系 E. colorata っぽくないか。


Echeveria chihuahuaensis
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botspezies_seite_en.asp?main=120640&menu=1&bgt=cm&genus=ECHEVERIA&gnr=1610

Echeveria colorata
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botspezies_seite_en.asp?main=120700&menu=1&bgt=cm&genus=ECHEVERIA&gnr=1610


http://www.flickr.com/photos/38947347@N02/3579508067/
丁度イイ比較してる人いるじゃん!
・・・ってコレOさんか。
さすが。
欲を言えばこんなええ感じの最近の E. colorata じゃなくてもっと「旧来リンゼアナ!」的な株と比較したいかな。


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そんなワケでついに ICN にも載ってしまいました。

Echeveria ‘Beatrice’
http://www.crassulaceae.ch/index.php?TPL=10122&x270_id=2446

“It should better not have been created - it is only confusing.” 言われてる。
ニセ‘Tippy’の件も触れてるね。

しかしながら最後の “Photo Bernie DeChant” の写真はコレ両方チワワリンゼだろ。
どう見てもこの2株はクローンだ。
チワワリンゼが ‘Tippy’ 以外にも E. chihuahuaensis ‘Ruby Blush’ とよく間違えてるためだと思われる。

最近半島経由で来てるっぽい ‘Ruby Blush’ と称するモノは個人的にはチワワリンゼにしか見えないし、この間違いはヨーロッパでも起きてるくさい。

http://crassulaceae.net/echeveriamenu/89-photos/999-echeveria-rubyblush-ph
最初の二枚に関しては完全にチワワリンゼ。

http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=1205&x270_listsearch=1
両方チワワリンゼと思われる。

ICN も E. ‘Tippy’ に触れたのは良かったけど E. chihuahuaensis ‘Ruby Blush’ に触れなかったのは片手落ちかな。

*

TRUE な Echeveria chihuahuaensis ‘Ruby Blush’
http://crassulaceae.net/images/stories/Echeveria/nb/Echeveria_chihuahuaensis_fig5_n1650.jpg
花がチワワリンゼと結構違う。

Koehres の Echeveria chihuahuaensis ‘Ruby Blush’
http://www.koehres-kaktus.de/shop/images/Bildergallerie/koehres-kaktus-Bilder/Sukkulenten/Echeveria%20chihuahuensis%20Ruby%20Blush.-.-.01.jpg
http://www.koehres-kaktus.de/shop/images/Bildergallerie/koehres-kaktus-Bilder/Sukkulenten/Echeveria%20chihuahuensis%20Ruby%20Blush.-.-.03.jpg

http://www.google.com/search?q=%E3%83%81%E3%83%AF%E3%83%AF%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9&tbm=isch
国内の普及チワワは原種っぽい感じでしかもけっこう‘Ruby Blush’っぽい。

なのでオクでよく見る『ルビーブラッシュ』は→チワワリンゼ=桃太郎で、某所の Koehres 種子の実生と思われる E. chihuahuaensis ‘Ruby Blush’とは全然別物です。

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キチンと品種として確立させなかったためにいよいよこういう事態が頻発しだしてる。
「リンゼアナに出来た種子を蒔いたモノ」って噂だけど語感優先でニコイチ仮名っぽい chihuahua-lindsayana みたいになってるから●●リンゼは全部リンゼアナ花粉親だと思われてるし。
プレリンゼっぽいのはもう載ったしラウリンゼが載るのも時間の問題かな。

Echeveria ‘Ileen’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=634&x270_listsearch=1

*

‘Beatrice’ もペーパーメディアに掲載されたワケじゃないから完全に規約に沿った品種名というワケにもいかないだろうし、先取権とかで一応まだ‘Beatrice’ を後続異名?だか later ナンタラ synonym にして‘Chiwawarinze’なり‘Momotarō’
を正名にして盛り返すチャンスはあると思う・・・けどね。
そういう動きは日本では起こらないだろうなぁ。

しょうがないので個人的には

Echeveria "Chiwawarinze" also "Momotarō"
(‘Beatrice’ sensu ICN)

とでもしておこうかな。
sensu ってのもなんかちょっとアレか。

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ローラちゃんの開花が遅く、どんより天気で交配作業もパッとせず。
ギリって感じだった。
種子親ローラバージョンはチワワリンゼの花粉がショボショボなので手ごたえが薄い。
もしかしたら失敗してるかも。
チワワリンゼxローラは成功してると思う。
素性としては若干アレな部分もあるけど、組み合わせとしてはナイスだと思う!
少し大きめツンツン肉厚白エケベ。
幅広マッチョ ‘Tippy’ みたいな。

Echeveria ‘Tippy’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=164&x270_listsearch=1

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カリカリに焼いたたフランスパンというかバゲットが凄く美味しい。
最高や!
食パンなんか要らんかったんや!
ただ急いで食べるとクチの中擦りむけまくる。

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