(L) Echeveria ‘Lola’
(R) Echeveria ‘Derenceana’
‘Derenceana’ は夏に葉っぱに水溜まってちょっと腐りかけましが、それなりに復活。
‘Lola’ ちゃんはホントに丈夫で最高です。
Echeveria ‘Lola’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=722&x270_listsearch=1
ベロベロで微妙。
Echeveria ‘Drenceana’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=485&x270_listsearch=1
Margrit の個体は『こころ』に見えるんだよなあ。
「‘Lola’ のほうがフワっと大きめになるで」って言ってる。
個人的には ‘Derenceana’ は葉幅広めでムッチリ達磨、‘Lola’ は葉っぱコンパクトで夏でも密なロゼットって印象だ。
日本では『こころ』というのも区別されているけど、海外では概ね ‘Lola’ として扱われてて区別されてない。
これは海外事情に詳しい方もそうおっしゃっていた。
‘Lola’ の葉っぱを薄く、細長くしたような感じ。
並べてしばらく栽培していれば明らかに別のクローンであることはわかる。
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2009-10-14T17:12:11-1.jpg
(L) ‘Derenceana’
(C) ‘Lola’
(R) ‘Lola’ (different clone, longer leaved, considered as "Kokoro" in Japan.)
『こころ』が‘Lola’で売ってるなんてのはしょっちゅう、というか‘Lola’のほうが少ないくらいだったりする。
とにかくラベルは合ってないことのほうが多いくらい。
目を凝らしながら頑張って3種類揃えてみよう。
『ズーニー』とかいうよくわからんヤツは画像によっては「思いっ切り‘Derenceana’やんけ!」というのがチラホラなんで、ただの‘Derenceana’ではないかと。
「正真正銘 ‘Derenceana’ とは違う『ズーニー』という別品種だと言い切れるだけの個体」っていうのがあるとはあまり思えないんで無効な名前じゃないかと思います。
間違って‘Zahnii’ ラベルが挿さって読み間違えた、とかそんな恒例のパターンっぽい。
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Echeveria ‘Deresina’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=487&x270_listsearch=1
資料によっては‘Derenceana’ というのは ‘Deresina’ の間違い、的なことも書いてあったりするけどコレをみる限り間違い。
コレ未だにそれらしい植物見たことないけどどっかにあるんだろうか?
欲しいんだけど見かけない。
組み合わせ的に葉っぱは柔らかめじゃないかと思う。
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Echeveria ‘Fallax’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=534&x270_listsearch=1
E. derenbergii x elegans と言えば Gossot 師匠の ‘Fallax’ だ。
‘Deresina’ の写真と似てるのが気になる。
組み合わせが似たようなもんなんで何ともだけど。
根岸氏の『静月』に ‘Fallax’ と書かれていたりするけどコレは明らかに間違い。
そもそも大前提として、 ‘Fallax’ というのは Gossot の品種に使われるべき名前。
あくまで根岸氏の『静月』と ‘Fallax’ は別のモノとして扱うべき。
実際も別物。
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2011-04-19T21:11:57-1.jpg
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2011-04-19T21:12:19-1.jpg
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2011-04-19T21:12:33-1.jpg
『静月』(‘Seigetsu’) created by Negishi
‘Fallax’
→ E. derenbergii x perelegans ( now, E. elegans ) created by P. Gossot, France
‘Seigetsu’
→ E. derenbergii "Seiya" x elegans "Tsukikage" created by Negishi, Japan
細かく言うと組み合わせもこんな感じで結構違うハズ。
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他に‘Lola’と似たものは最近出回りだしたのに『イードンスノー』っていうのがある。(半島経由っぽい)
表記にブレがあって、『イートンスノウ』だったり。
これは完全に別物に見える。
‘Lola’を交配に使ってれば出そうな顔だ。
ブレ方と白さから"スノー(スノウ)" は SNOW じゃないかと思うけど、イードン(イートン)って何?
『シャビホン』とかで売ってたヤツの"ホン" は紅司の"紅"だと思われますが、これもそっち系の読みか言葉?
ちょっと調べてみましたがわかりませんでした。
意味が把握できなくなるんでカナにするのやめて欲しい。
Echeveria ‘Painted Frills’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=836&x270_listsearch=1
『シャビホン』は親の名前のニコイチだからまだ分かるけど『あずき』ってどこから出てきたのかな?
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品種関連の話の途中経過など。
現在規約の具体的な解釈、実際に運用する上での詰め作業なんかが着々と進んでいます。
専門家の方を始めハオルシア関係の方々がメインで進んでいますが、一応ワタクシめも非力ながら意見・提案なんかもさせて戴いています。
規約というのはハオルシアだけのものではなくベンケイソウ科にも、その他基本全ての植物に適用されるべきもの。
なのでハオルシア・ベンケイソウ科兼任愛好家としての経験・視点から参加させて戴いています。
全体的には重箱の隅突付き的な細かい改善案を提出してみたり、規約の内容をベンケイソウ科の実態に擦り合わせるときの為の疑問点について質問したり。
途中段階で公開すると混乱が起きますのであまり書けませんが、気になる方はいずれネット上でも掲載されると思うのでそれまでお待ちください。
ベンケイソウ科、主にエケベリアの問題は国を始め業者間の足並みが揃わないと思うので事実上大幅な改善は難しいです。
方針やジャンルは多少違えどハオルシアでは日本ハオルシア協会が、ベンケイソウ科では EU の ICN が改善に努めているので・・・色々と少しずつでも向上すれば良いかなと。
THE ROLA!!
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