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Natural Hybrid の扱い
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Aeonium x casanovense
NATURAL HYBRID A. spathulatum x sedifolium ――Tenerife, supra Masca, Teno. (but it seems that in Palma.)
As Aeonium ‘Casanovense’ in CULTIVATION.



https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-10-16T20:49:25-2.jpg
秋頃

パカパカ。
雪でも丈夫です。
A. spathulatum が高山性だかなんだかで耐寒性が強いからかも。




こういった野生雑種は記載だと Aeonium x casanovense みたいにラテン語ロワーケースの雑種学名で命名されてる。

http://www.ipni.org/ipni/idPlantNameSearch.do;jsessionid=0F152BB8A1C536A467A858812DB27147?id=77097032-1&back_page=%2Fipni%2FeditAdvPlantNameSearch.do%3Bjsessionid%3D0F152BB8A1C536A467A858812DB27147%3Ffind_infragenus%3D%26find_isAPNIRecord%3Dtrue%26find_geoUnit%3D%26find_includePublicationAuthors%3Dtrue%26find_addedSince%3D%26find_family%3D%26find_genus%3D%26find_sortByFamily%3Dtrue%26find_isGCIRecord%3Dtrue%26find_infrafamily%3D%26find_rankToReturn%3Dall%26find_publicationTitle%3D%26find_authorAbbrev%3D%26find_infraspecies%3D%26find_includeBasionymAuthors%3Dtrue%26find_modifiedSince%3D%26find_isIKRecord%3Dtrue%26find_species%3Dcasanovense%26output_format%3Dnormal

でもシュルツさんのアエオ本だと Aeonium‘Casanovense’みたいにすべて品種名(cultivar epithet)として機械的に置き換えられている。
以前はそれに倣って品種名として扱っていたけど、最近は「ラテン語の品種名はやっぱりあかんくない?」「原著の書き方に倣うべきちゃう?」みたいな感じがしてきてたので雑種学名で blog に載せてました。

そんなことから長らくどうするのが正しいのか数年くらい疑問に思ったり悩んでだりしていたんですが、この辺りのことはなかなか調べ難く。
それで先日専門の方に質問してご回答を戴きました!


雑種学名は自然雑種なら国際植物命名規約に、人工雑種なら国際栽培植物命名規約に従うことになります。また自然雑種を人工環境下で栽培植物として扱うときは国際栽培植物命名規約18.1、19.6、19.7条に従って種名がそのまま品種名(大文字で始まる)になります。



なるほど!
そういうワケで冒頭のような表記になりました。
スッキリ。
結局どちらでも間違いではなかったということなんですが野生雑種ならは記載に倣ったほうが良いかな、という感じです。


国際栽培植物命名規約18.1、19.6、19.7条(条文の詳細な内容は分かりませんが概要はある程度把握してます)というのは便利な面もあるんですが、変な解釈をするとクセ者になりそうな予感も。
それでもベンケイソウ科では便利な面のほうが多そうな気がします。
詳しくは後日書く・・・かも。

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