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‘花月夜’っぽい、が・・・
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冬撮った状態。

https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2011-05-01T23:58:14-1.jpg
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-05-23T21:31:38-1.jpg
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-05-23T21:32:26-1.jpg


かなり前、オクで "月影" で買ったモノ。
気になるんでちょいちょい資料を集めたりしてましたが、結論から言うといわゆる "月影" ではなく、たぶん‘花月夜’ですわコレ。
(もしかしたら "白蓮華" のほうが似てるかもしれないけど違いがよくわからないです)
うーん。
"月影" そのものはもっと葉っぱ短め・葉先丸っこい・かなり青白い植物じゃないかな。
"月影" で画像検索してもウチと同じようなの(つまり花月夜っぽい個体)がよく掛かる。
たぶん‘花月夜’ や "白蓮華" が相当数 "月影" で流通してる。
こういうのはよくあることでもある。


Echeveria ‘Hanatsukiyo’
http://crassulaceae.ch/index.php?TPL=113&x270_id=2288&x270_listsearch=1

typical で stereotype な "Kagetsuya" sensu Kingyokuen 。
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2010-10-21T21:56:44-1.jpg

半分以上黄色いし、 petal の apex 反ってるし、bract 細長いし、やっぱり E. elegans というより E. pulidonis との雑種って感じの花・・・に見える。
‘花月夜’自体は「月影と花うららの古い交配種」と聞いているし、ネーミングからも伺える・・・が。
ががが。

Echeveria elegans
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botanzeige_scan_en.asp?gnr=1610&scan=120870-1&cat=2&name=Echeveria

Color. Leaves lettuce-green but more or less pruinose and hence pale glaucous-green, mucro rarely somewhat reddish; peduncle old-rose; bracts as leaves, turning to old-rose in age; sepals old-rose to light grayish vinaceous; corolla begonia-rose to eosine-pink with bloom; petals at tips oural-green in bud, there becoming later pale yellow-orange; inside light cadmium; carpels baryta-yellow; styles cosse-green.


ただ記載を見ても特別な相違点はないんでこういう E. elegans があっても全然おかしくはない。





また去年雑種作成に使ったワケですが、E. laui の花粉を付けたと思っていた苗どもは受粉失敗で self-fertilized でした。


https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-10-07T20:27:44-1.jpg
https://1911.up.seesaa.net/image/1911-2012-01-28T21:48:17-1.jpg
これ。

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seedlings 2011。
山盛り生えた。左上が POD & POLLEN parent。右上が謎個体


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昨冬。メインで写ってるのが謎個体。


‘花月夜’ が雑種ならもう少しバラついても良いような気がするけどそれにしては顔が揃っている。
うーんホントに雑種なんだろうか?

一本だけやけに青い変な謎個体が生えてきた。
マージンが赤くなってたんで「E. pulidonis 寄りの個体?」と思ってたんだけどそんな感じでもなくなってきて、花が濃い目の赤系でどちらかと言うと E. secunda っぽい雰囲気を醸し出してきた。
・・・もうわからんね。
確率的には「原種の特異個体」的な感じではあるけどなんかもう・・・わからん。
"月影" の花ってどんなんだろ。
横長の鉢に植え替えたいなあ。

見た目がほぼ‘花月夜’でも花の色とか微妙に違うんで‘花月夜’で外に出すとよくわからんことになりそう。
まあそもそも失敗作なので来年一斉開花とかを拝んだ辺りで終わりですかね。




古い品種は親なんかもしっかり明記されていてその形質を上手いこと融合させたものが多いんで個人的にも血統的なものには拘ってましたが、最近ちょっと考えが変わってきている。
この辺はいずれ説明したいとこ。
結論としては「原種と言ってもまだまだ雑種みたいな部分が強い、園芸品種は鑑賞価値さえあれば血統に拘っても意味はない」というところなんですが、ただそれと資料に間違いがあるのは別問題とも思える。
エケベリアなんかは親が明記されることも多くそれが色々と資料として活用されているワケで、その辺が間違って表記されているのはやっぱりよろしいとは思えない。
素性不明より親も正名で表記したほうが幾分格調高いようにも思う。

でも現実的に意味はあまりないし、血統や素性がどうこう言えるものが減りすぎてもいる。
多肉そのものの遺伝子上の性質と、園芸的発展を考慮すればこれは必然なんだと思う。
これからはハオルシアみたいに素性に拘らない complex hybrid になってくるはず。
ランのサンダースリストのようなものがあるほうが楽しいだろうなと思っていたけどしょうがない。

モジャモジャ増えて個体差も見分け難い、ハオルシアよりラベルの扱われ方が雑なベンケイソウ科はこれからもっと厳しい状況になると思う。
いずれにしても発表/記載は重要ということですね。
近いうちに流通の形態みたいな部分も変わると思うんでその辺もまたそのうち。

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成瀬完投勝利+お約束のソロHR被弾・・・もうじきアエオを仕舞う時期か。
今年は横浜の自力優勝消滅まで太陽に当ててると焦げそう。
松本K26がイイネ。
なんか覚醒してる。

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