Echeveria ‘Lola’ x ‘Blue Surprise’・・・?
seedling 2013.
‘Lola’に ‘Blue Surprise’(いわゆる "RASPBERRY ICE" とかいう商品名で販売されているモノ)の花粉を掛けたヤツ。
ほぼ不発弾。
やや成長遅いです。
冬季の質感は若干 E. agavoides 気味だったので成功はしているように思いますが、やっぱり不稔花粉的な収穫量なので半信半疑な部分も。
もう少し様子見。
「一本コッキリだったから選抜要らず」・・・というのは勘違いしやすいですが、細かい部分では正しくはないです。
(正確には動かない豆苗が脇にもう一本ありますが)
「新品種としてのセレクト」と「クオリティの均一化」はどちらも選抜の一言になってる感もありますが、別の過程。
新品種かどうかの判断を行うのは、既存の品種どころか全ての個体が対象です。
簡単に言えば、「なんか●●との違いがわからんし、変わらんなあ」というのは新品種ではない・・・という感じです。
理屈的には血統素性経歴の類いの『過程』は全て不問、『結果』としての個体(群)が全てです。
雑交の末の一本コッキリでも微妙なモノは微妙。
面白いのがたくさん出ても組み合わせが同じということや兄弟だからと言って、顔付きがテンバラなのに名前を共有させていたらワケがわからない。
この苗も最終的に良い感じなら別に交配に失敗していても新品種候補ではあるんですが、今のところビミョーです。
交配素材にならんかな。
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Echeverias - D. Carruthers and Ronald Ginns
なんかよく分かりませんが、3000円以下で3件も中古販売されてます。
こういった古い資料は品種を整理したり、確認したりする上で大変参考になる資料だったりします。
crassulaceae.ch でもよく "Established: Carruthers & Ginns, Echeverias: 97. 1973." みたいな感じで登場してますよ。
Echeveria - Eric Walther
参考文献で山ほど登場する Eric Walter の "Echeveria" 。
うーん、高い。
Echveria waltheri は Eric Walther さんに因んだ名前です。
カール・ワルサーでも、クレイグ・ウォルター・ブラゼル選手でもないです。
ブラゼル復活早よ。
Echeveria waltheri
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botspezies_seite_en.asp?main=123500&menu=1&bgt=cm&genus=ECHEVERIA&gnr=1610
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