TITLE:

‘白鳳’モンスト容疑者
DVC00052.jpgDVC00001.jpgDVC00027.jpg


Echeveria ‘白鳳’
 / ‘Hakuhō’(correct spelling in accordance with ICNCP. "Hakuhou" is not correct.)



中心部がなんか変だなと思ったらベンケイソウ科恒例の Topsy-Turvy 型スポーツでミューテーションなモンスト葉っぱが!
固定された品種はいくつも見てきましたが、出てきた段階のは初めて見ました。
こんな風になっとるだね。
へぇ。
確かにただ筒状に丸まっているんじゃなくて、葉っぱが内外逆向きになっているように見えます。
葉先のポツが内側にきている。

せっかくなんで葉っぱが外周まできたら葉挿しして固定を試みようと思いますよ。
ただ問題は‘白鳳’ は寒さに弱い!
E. pallida 由来のシリーズギビフロの血が強いらしく都内で越冬は厳しい!
なので毎年冬に死に掛けるのでちっとも大きくならないです。
大丈夫かな?



三枚目は根元に生えてきたベンケー双葉らしきもの。
なんだかんだで毎年こんなん見つけますが、この類いのも越冬は厳しいみたいで一回も成長したことはないです。
掬い取って育ててみるだけの場所はないっす。
やっぱ涼しい時期に発芽してるなあ。
発芽適温が低めなのか、夏にも生えるけど早々に消滅しているのか・・・。
室内でも同様なことを考えると前者じゃないかと思います。


***********************

Echeveria ‘Sierra’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=&aID=977

「‘Sierra’というエピセットは山という意味なので疑わしい。自生地表記の不完全な写し間違いか何かじゃないのかい?」と以前書いたことがありましたが、そうでもないっぽいです。
すまんな。
ただ、『自生地表記はデータであって品種名ではない』というのは理解しておかなければならないです。



ただそんなことより問題は、某国経由の『シエラ』とは別物というところですよ。
やれやれ。
まあ出品物の半分くらいはイイカゲンで、しかもテキトーな嘘の説明までブッ込んでたりするので今更どうと言う程でもないんですが。

ただ、日本未導入の古い未導入品種が入ってきたりもするんでその辺は個人的に面白かったりもします。
例えばその1つが『エケベリア・オルペット』で出されているもので、アレの正名は xPachyveria ‘E. O. Orpet’ です。
エケベリアじゃなくてパキベリアです。

http://crassulaceae.net/xpachyveriamenu/55-cultivars/468-xpachyveria-e-o-orpet-engl
http://crassulaceae.net/xpachyveriamenu/87-list-cultivars/482-xpachyveria-list-a-to-l-engl

‘E. O. Orpet’ とかの省略された E. O. を戻して ‘Edward Owen Orpet’ みたいに表記してはいけないという条文があります。


植物界では結構著名な方だったようで、名前を戴いた公園なんかもあるみたいです。

http://cartas.typepad.com/main/2008/08/orpet-park.html

Graptopetalum rsubyi の synonym に G. orpetii なんてのもありますね。

http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botanzeige_scan_en.asp?gnr=1620&scan=110360&cat=5&name=Graptopetalum%20orpetii

--

今年もストーブリーグは熱いなあ。
成瀬は引き止めなきゃいかんでしょ・・・。
ヤクルトとか噂されてますが何発HR打たれるんだ。

Comments


この記事へのトラックバック