
Haworthia cuspidata
時折り「H. retusa と H. cymbiformis の雑種と言われている」とかそんな感じの説明がされていたりする H. cuspidata 。
Bayer が『Haworthia Revisited』 発行以前?辺りに雑種であるという判断をしていたことに原因があるみたいです。
曖昧ですまんな。
私も以前はまあそうなんだろうなと思ってました。
ところが、最近になって Grahamstown の北東10km付近にいくつも群落が発見されているそうです!
こいつぁ驚いたぜ!
何か表皮が厚くてそこそこ大きめの種に H. cymbiformis が浸透交雑的なことを起こした・・・?
片系統が H. retusa という推測は Grahamstown という自生地が遠過ぎるので可能性薄そうです。
正直候補になりそうな種が思い浮かばないです。
近隣と植物と比較してずいぶん大きめ肉厚で厚い表皮でなかなかの謎スピーシーズですよ。
しかしいわゆる "宝草" 型の H. cuspidata が特異個体という可能性もあるし、habitat の様子も見てみたい気もしますね。
まあ謎です・・・!
そんなことを踏まえて観察してみると H. cuspidata も違って見えてくるかもしれないし、見えてこないかもしれない。
ちなみにそういう植物は結構たくさんあるあるみたいで、H. joubertii なんかもそうらしいです。
また一方で、昔は "種" という概念自体が今よりフワッフワしてたから特異個体みたいのが種レベルで記載されることも結構あったそうです。
具体例が正確には思い出せないんですが、H. olivacea が H. (reinwardtii v.) kaffirdiftensis の特異個体・・・だったかな?
片や交雑由来品種と思いきや原種の一型、片や種と思いきや品種扱いされるのが妥当だったり面白いですよね。
ついでに "宝草(TAKARAGUSA)" という和名というか古い商品名だか通俗名は 1908年の『サボテン名鑑』から登場しているようです。
H. cuspidata の記載は1819年。
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ノーノー継投って!
どうしたんだメジャーリーグ。
どうしたんだ・・・。
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