Echeveria chihuahuaensis
"桃太郎" 選手が不稔だったため補強したチワワ選手。
いいかげんトゲの赤い ‘Lola’ が作りたいっす。
来年の交配はチワワ流しです。
もし開花しなかったらと思うと・・・チビりそうです。
そろそろ花芽が見えないとマズいような感じもしますが、まだ慌てるような時間じゃない。
新春頃に「花芽のあるチワワ下さい」と半ベソで注文するようなことは避けたいです。
・・・いいかげんトゲの赤い ‘Lola’ が作りたいっす。
Echeveria chihuahuaensis
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botspezies_seite_en.asp?main=120640&menu=1&bgt=cm&genus=ECHEVERIA&gnr=1610
Echeveria chihuahuaensis
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=2&aiID=C&aID=1205
全部 "桃太郎" (=‘Beatrice’)に見えますが・・・。
Echeveria ‘Beatrice’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=B&aID=2446
比較しているのが両方 "桃太郎" ・・・。
どうでもいいんですけど数ヶ月前仕様変更したのか、個別記事の URL が全然別物になっちまいましましたね。
新着記事のアレもなくなったし。
いい加減 RSS で配信してくれ。
A REVISION OF ECHEVERIA COLORATA - Walther
http://www.crassulaceae.com/botanik/pflanzen/botanzeige_scan_en.asp?gnr=1610&scan=120710-2&cat=1&name=Echeveria
白黒ながら元々の‘Ruby Blush’ が見れる。
そもそも外観、トゲの太さとか葉っぱの幅なんかからしてだいぶ違いますが、E. chihuahuaensis と "桃太郎" の単純な見分け方としては葉っぱの硬さです。
E. colorata (‘Lindsayana’)由来でかなり硬いです。
チファファは柔らかい、というほどでもないですがそんな硬くないです。
普通くらい。
"桃太郎" は近年ワールドワイドにしっちゃかめっちゃかで、‘Ruby Blush’ で売られたり、‘Tippy’ で売られたり、最近では国内で種苗業者から『セクンダ』で売られてたりします・・・。
近年人気になっているというか名前が一人歩きしている感もある ‘Ruby Blush’ ですが、確証性の高い資料や判別文が見つからないので正直なところ良くわからない部分が多いです。
上記のリンク先と Khoehres のギャラリー、そして 『The genus Echeveria (Pilbeam)』 くらいでしょうか。
E. chihuahuaensis の自生地の様子や採集されたバリエーションを見ると、一般的に流通しているような型(クローン?)の他にも色んな顔の個体が自生しているのが窺えます。
真緑なものは 『The genus Echeveria』 にも掲載されているので有名かもしれません。
E. chihuahuaensis というのはそもそも分類学上の線引き・分類群を指す呼び名、つまり学名であってこれはまあ普通というか当然のことでもあります。
学名というのは種内変異や個体差を内包した上での名称であるということです。
白肌に赤爪だろうが、真緑だろうが、葉っぱが薄かろうが E. chihuahuaensis です。
人間( Homo sapiens / ヒト)で言えばイケメンもいればブサメンもいるし、阪神の大和もいればアダム・ダンもいるみたいなことです。
現地から採集される個体というのは平均的な個体に加えて園芸的価値の高い特異個体となることが多いそうで、たまに記載を見てもそんな感じのことが書いてあったりもします。
形態がバラついているようなら両極端な個体と平均的個体、それに観賞価値の高い個体=新品種として重宝される個体がチョイスされるというのは分かり易いと言えば分かり易いです。
ここで疑問なのは、「現状一般的に流通しまくって普及している個体こそ初期の選抜品種ではないのか?」ということです。
つまり普通に『チワワエンシス』で売っているものこそ E. chihuahuaensis ‘Ruby Blush’ ではないのか・・・という意味です。
他にも俗に『錦晃星』 と呼ばれ流通しているクローンも 単に E. pulvinata というよりは E. pulvinata ‘Ruby’ である可能性が高いです。
‘Black Knight’ に関しても ICN では「‘Black Knight’ と呼ばれているものはただの E. affinis そのものなので ‘Black Knight’ という品種名は使うべきではない」と書かれていますが、E. affinis も現地ではオリーブ色の個体や茶色っぽい個体が混在しているワケで、それらを考慮すれば一般的に流通している黒い E. affinis は十分選抜品種と言えるでしょう。
つまり E. affinis という分類群の中の園芸的に面白い黒い葉っぱの個体群が E. affinis ‘Black Knight’ であるという解釈が自然ではないかと思います。
Dudleya なんかも現地では緑色の個体がいっぱいらしいし、Haworthia wimii (Garcia's Pass)も白いのは特異個体らしいし、『原種』というのも園芸レベルでは考え物です。
自生地の写真を眺めたり、Type と比較したりするのがせいぜいなのかもしれないです。
--
馬肉初めて食べました。
でも馬肉入りレトルトカレーなんで良くわかんなかったっていう。
あんまウマくなかったです。
・・・お小言は結構。
Comments