TITLE:

エチェバリア、ラミレス
150324_121913_ed.jpg150324_121935_ed.jpg150324_122006_ed.jpg


Echeveria ‘Ramillete’



Echeveria ‘Ramillete’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=R&aID=890

初ブロギフ。
オバンドー。
花芽ちゃんをこさえていたのでつい買うてもうた系の多肉です。
セギノール。
シャキっと丸いシルエットと休眠期の濃い赤がカワイイです。
ホフパワー。
センペルライクな感じ。
アブレイユ。


"ラミレッテ" とか "ラミレッタ" とか "ラミレーテ" とか "ラミジェーテ" とかはただの表記ブレです。
発音的には「ラミレッテ」ではなく「ラミジェーテ」とか「ラミ[イェ↑]ーテ」みたいな雰囲気ですが、カタカナに転写せずにラテンアルファベットで管理すればしょうもない問題は起きないです。

よく "ペインテッドレディ" として売られていますが、輸入時か何かのラベルつけ間違いです。
間違いは間違いで起きると思いますが、何年も業界全体でほとんど修正されなかったという点がなんとも。
でもまあ個別の品種名レベルの細かい部分は特化したコレクターなりの守備範囲なのが現実だと思うようになってます。

http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=P&aID=837

"PAINTED LADY" というのは E. derenbergii への商品名的な名前だったとのことなのでまあ詳しくない人が見間違えたんでしょう。
(ウケの良さそうな名前に意図的に付け替えたりなんていうことが以前はあったりしたそうですが、捏造、詐欺に近い行為であるといえます。)

「いくら比較しても違いが分からない、でもラベルは別々で入手した」こういうのはほとんどラベルのほうが間違っています。
「見た目は同じだがラベルが違うので別物なんだろう」というのは合理性に欠けるオカルト的盲信ではないでしょうか。
むしろ園芸上なら植物の形態のほうで判断すべきで、ある程度検証しても見分けが付かないなら同価値の植物なのでそこに本物も偽物もないと言えます。


去年か一昨年くらいに ICN で parentage が修正されたと思いますが、それまでは「E. secundaE. derenbergii かなにか?」とか思ってました。
E. ‘Tippy' x setosa var. ciliata とのことで確かによーく見るとエッジに微毛が生えてます。
シャープで硬めの質感は E. ‘Tippy’ 由来か。
E. derenbergiiE. setosa に近い仲間だったりするんですが、75%ほど Series Ciliatae になるのかやっぱりかなりそっち系のヘキサゴンシルエットな花冠です。

Echeveria ‘Tippy’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=T&aID=164

え?E. agavoides
いやーツヤとかないし質感的に E. colorata のほうがそれっぽいだろー。
栽培したことないんでアレですが。

----------

交配に使う予定なので E. setosa var. ciliata が関連した品種を調べてみる。
あんまりないですね。

xSedeveria ‘Letizia’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=177&aaID=2&aiID=L&aID=131

Echeveria ‘Dorette’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=D&aID=501

Echeveria ‘Joan Daniel’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=J&aID=657

xCremneria ‘Chubbs’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=35&aaID=2&aiID=C&aID=4814

Echeveria ‘Morning Dew’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=M&aID=805
E. setosa var. ciliata の雑種というよりはなんとなく E. purpusorum x setosa var. setosa みたいな印象。
硬さがどれくらいか気になります。
大和毛ベリアは面白そうなのでやってみたいんですが、暑さに弱いので全滅ですよ。
黒っぽい E. ‘Fantasia Carol’ みたいのが出来たら楽しそう。

Echeveria ‘Fantasia Carol’
http://www.crassulaceae.ch/de/artikel?akID=48&aaID=3&aiID=F&aID=536
キャロルで流通していますが、本当は E. ‘Fantasia Carol’ 。


国内だと ‘ブラウンローズ’ と ‘ファイアーリップ’ が E. setosa var. ciliata 関連っぽいです。
‘ブラウンローズ’ は E. affinis が薄まった色合いなので E. ‘Black Prince’ と E. setosa var. ciliata とかじゃないかと思います。
‘ファイアーリップ’ はかなり前からあるみたいですが、詳細は訊いても良く分からなかったし、調べても出てこないので国内作出ではないかと思います。
花が黄色なのと、全体的に E. pulidonisE. setosa var. ciliata の中間型っぽく見えるのでそんな感じじゃないかと思います。

グリーンの濃さというのは強いようなので、バッティングさせるより活かす方向で交配してみようかなぁ。
E. pulidonis 系でいってみよう。
というかうちには白っぽいのばっかりなのでそれしかない。
いつもどおり E. ‘Lola’ と交配したらシャープなまま黄緑の E. ‘Lola’ ・・・。

--

グズグズの天気で花芽も湿ってますよ。
うーん、E. carnicolor x pulidonis の種子を回収したんですがとても不発臭です。
逆は普通に良い感じ。
E. carnicolor が種子親だと弱そうだし小さそうなので別に構わないんですが、何となく E. pulidonis が花粉親のほうが当たりそうな気がしないでもないです。

Comments


この記事へのトラックバック