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深夜に放送されている「アカギ」のアニメが最高に面白いので原作にも手を出してみる。
と言っても「アカギ」のほうではなく「天」。
「天」には40台後半から晩年の赤木しげるの姿が描かれているのだ。
「アカギ」は未完なのでとりあえずこっちから読んだ。





全18巻なのだが15巻までは超面白い麻雀マンガ。
しかし残りのラスト3巻は異例。
麻雀雑誌に連載されていたにも関わらず卓は囲まない。
赤木通夜編。
赤木はアルツハイマーを患い麻雀はおろか簡単な計算すらできなくなる。
日々失われていく自分が完全に無くなる前にその生を閉じようとする赤木。
東西戦編で闘った相手、仲間たち8人と死ぬ前に語り合おうという異例の通夜である。
8人は各々赤木の自殺を止めるように説得を試みる。
そのやりとりは非常に濃厚。
勝負とは、死とは、生きるということとはどういうことなのか語り合い、諭す赤木・・・。
文学や哲学と言ってもヒケを取らない素晴らしい作品となっている。
安楽死問題に関心を持っている方にも興味深い内容になっているだろう。
「赤木しげる」の「完成」を是非とも見届けて欲しい。
オススメ。
「アカギ」の後番に「天」をアニメ化したら日テレは神だね。

Comments

  • BlogPetの2011

    きょうアカギで、手みたいな放送された!
    2005年11月27日

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