静月は‘Fallax’じゃなくね?

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画像は錦玉園で撮影させてもらった静月。
昔からあったらしい。

最近根岸交配種が出回りだしてから【静月】と【月静】というモノを目にする機会が増えた。
それぞれ【静夜×月影】と【月影×静夜】の交配で根岸さんが作ったモノだという。
根岸交配種にはある程度法則性があるけどこれはレギュラーニコイチパターン。
そのまま名前をくっつけた分かり易いケース。

ここまでは問題ナシ。
気になるのは「静月=‘Fallax’」と表記している業者がいること。
‘Fallax’というのはピエール・ゴッソ師匠の E. derenbergii × elegans の交配種。
これはおかしい。
根岸交配種なのかゴッソ師匠の交配種なのか。
根岸さんがいつ静月を作ったのかは知らないけど‘Fallax’に関しては1934年以前に作られている。
たぶんゴッソ師匠のほうが早い。
‘Fallax’が輸入されたときに静月と和名が当てられた?

Echeveria ‘Fallax’
http://crassulaceae.net/echeveriamenu/45-hybrids/250-echeveria-fallax-gossot-fr
http://crassulaceae.net/echeveriamenu/78-list-hybrids/352-echeveria-hybrids-list-f-engl-a-fr

葉幅が静月よりもかなり広く、丸みも強いように見える。
説明文を読むとかなり肉厚らしい。
印象的には恐らくトゲの小さいデレンケアナみたいな感じ?

静月で画像検索
http://images.google.com/images?q=%83G%83P%83x%83%8A%83A%81@%90%C3%8C%8E&btnG=%8C%9F%8D%F5&hl=ja&ie=sjis&oe=sjis&aq=f&aqi=&aql=&oq=

肉厚に出来てる株も出てくるけど葉のダルマっぷりが全然違うように見える。
今回見た静月の葉っぱはかなり柔らかい、肉薄な印象だった。
E. elegans の影響で葉のフチが透明になってるところなんかは近いけど、どーも別物っぽい。

花を見ると‘Fallax’は E. derenbergii に近い寸胴型で、ガクなんかも全体的に肉厚でガッシリしているように見える。
花茎も E. derenbergii ほどではないけど短め。
全体的にかなり E. derenbergii 寄り。
静月の花の現物を見た個人的な印象は一言で言えば華奢。
ヒョローンとかなり長めで全体的にかなり肉薄。
花弁も‘Fallax’とは違って長めで色も E. elegans っぽいピンクと黄色の2トンっぽく見える。
ガクの幅も狭い。
どっちかというと E. elegans の花に近くて、E. derenbergii の面影は花弁の開き具合くらいにしか見えてこない。
ホントに静夜が種子親なの?っていうくらい。


結論:
【静月】と【‘Fallax’】は別物の可能性が非常に高い、と思う。
ホンモノの‘Fallax’と比較したいけど海外でもレアっぽいからなー(検索しても掛からない)。
もし同じモノだったとしても「‘Fallax’は根岸交配種」みたいに書いてる業者はポンポコリンですよ。
何だかんだ言っても静月は根岸交配種の中でもかなり良いもんだと思うよ。

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親子丼ムズイ。
半熟より柔らかめくらいがイイんだけど。
フタせんとやっぱダメか。

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